05/12/05 00:30:50
特高警察は、最初は、頚をしめて殺したといい、
つぎには頭部を斧などでなぐったための脳震盪
(のうしんとう)死だといいましたが、いずれも
法医学的にも否定されました。古畑種基氏による
再鑑定は「外傷性ショック死」と推定しましたが、
「外傷性ショック死」の原因となる筋肉挫滅(ざめつ)
がなく、結局、特異体質によるショック死(普通の人
ならこたえない軽い心理的その他の刺激で死ぬ
「神経性ショック死」)、あるいは急性心臓死とみる
のが妥当です。だから、「死にいたらしめた」などと
いうのも成りたたないのです。この点は、『前衛』
七六年九月号に載った中田医師の詳細な研究論文でも
主張されています。