09/10/05 20:57:14
『曲がり角に来た労働運動(関西)』
最近、ユニオンへの相談者から、
「ユニオンに行って、団体交渉をしても、問題は解決しないし、解決金も・・
・」こんな声が多く聞こえる。
団体交渉で埒が開かず、労働委員会に見限られ、裁判闘争しても・・・
あるユニオンでは、それまでHP上に機関紙を公表してきたが、「戦果」を
報じることが困難になり、最初は「大本営発表」でお茶を濁していたものの、
個人のブログなどの指摘で事実が広まると、今はそれも叶わず、HPへのアッ
プロードが出来ない・・・みたいなことも起こっている。
この傾向について、いわゆるリストラ世代の活動家が、年金受給年齢に達し
たことで、組合活動から「卒業」するものが増えたこと、今の個人加盟ユニオ
ンは、下層の「被支配層」と上部の「支配層」の格差が顕著であり活動資金の
流れが不透明で、「カンパ」という名目の「強制寄付」が、債権が未払い給与
であっても総額の数割を占め、労働者にメリットが薄れたことなどが影響して
いる。
今では、非正規労働者への「貧困ビジネス」というのが、関西の「労働運動」
というものの本質だといわれても反論できないだろう。