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変わるか受験地図
「毎日新聞」 1980年(昭和55年)12月12日より抜粋
「ジャルがソーケーに肉薄し、ニットーセンコマが急上昇中」。いま受験界では、こんな言葉がはやっている。
「ジャル」とは日航の「JAL」をもじったもので上智、青山、立教。「ソーケー」はご存じ、早稲田、慶応。
「ニットーセンコマ」は”中堅”の日本、東洋(または東京経済、東海)、専修、駒沢。これには「セイセイカナ」という言葉が続く。
成城、成蹊、神奈川だ。競馬になぞらえて「二頭先駒斉整哉」と書く人もいる。
ある受験情報通は首都圏の大学を次のようにランク分けしている。
トップグループ(超難関校)は、早、慶、上智。それにキビスを接して青山、立教、明治、学習院のいグループ。しかしこの両グループは、
国立に受かるトップレベルの受験生が殺到するので、差はないとみていい。「きつい勝負になる」という。
続いて中央、法政、国学院。そのあとに「ニットーセンコマ・・・・・」グループの中堅校。超難関校を敬遠する受験生が、
この中堅校に殺到して難易度の”底上げ”が進み、かつてのスベリ止め校ではなくなっている。
来年は、このグループへの志願者が一段と増え、”多数激戦”になりそうだ。
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