11/07/26 22:39:20.40 6TxjGnJM0
>>342 学年と文理の別がないけど(>>1)、来春受験の理系と仮定して。「どれがいいか」
という問いからちょっと外した答えになるけど。
本質の研究でやってきてその章末も、というコースだと網羅系(で解法暗記)とは違う
アプローチだったのかと思う。そういうやり方だと「自分の中に吸収済みの手法から、
最適な手法に気づく、必要なら組み合わせる」ことについてはむしろ有利だと思う。
ただ、言われないとなかなか気づかない手法/切り口(それを解法と言ってもいいけど)に
ついては相対的に弱いかも(この例としては、たとえば、一見数式で解きそうな最大最小の
問題を図形量として捉えて解く、といったことがある)。
あなたの場合、その薄い分を実戦的な演習の中で補完していく意識が求められると思う。
そう考えると、何やるにしても、別解であまりなじみのない手法があったら読んでおくのが
望ましいし、そのためには別解豊富な本のほうがよさげ、と思える。理系標準もそれなりに
別解はあるので、※1対1を必要に応じて辞書的に使えるなら※どれ使ってもいいかも。
問題から吸収という事であれば、II以外ならチョイス(のB問題だけ)やってもいいかもしれない。
言い方変えると、「何を」やるか以上に「どう」やるかが大事なステップ。
ただ、※はそれなりに敷居は高い作業と思うし、挙げられた演習書はどれも「切り口
そのものを解説した本」ではない。だから、IAIIBという科目単位ではなく、単元単位で
ヤバいと思ったものは1対1にとりあえず目を通すつもりで、という感じでどうでしょう。
なお、やさ理も別解は充実してるけど、考え方そのものの説明については他の2冊にまして
少ないのと、理プラとははっきり平均難度に差があるのとで、最初から使うのはやや躊躇われるかも。
もう一つ、大数バックナンバーで見たところ、名古屋は整数を出してくることがある大学なので、
ここは本質の研究だと欠落してるかも(IAだけ前著の「本質がつかめる」しか持ってないので
確認できないです)。もしそうなら整数対策を、多少なりと何かでやるのは必須と思う。京都は
詳細な分析データが容易に入手できそうなので、これについては控えときます。