11/08/05 19:41:51.94 x/sbADqk0
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京大工学部の学力低下が凄まじい件
・ここ数年で、京都大学の工学部学生の学力が極端に落ちてきています。これまでは思いも
しなかったことが進行しているようです。
工業化学科の1学年は235人。従来、私の授業では1割程度が単位を落としていました。
ところが、2006年入学者から急に4割ほどの学生が単位を落とすようになりました。
有機化学の授業で工学生にとって特別に難しいことを教えているわけではありません。2つの
薬品を混ぜ合わせたらどうなるかといったことです。同じように授業をし、同じように試験をして
いたのに、明らかに従来と違っている。
思い当たる理由は「ゆとり教育」です。2006年度に入学した学生は、ゆとり教育が本格導入された
第1世代なのです。噂には聞いていたけれども、授業で学生を見ていても分からなかった。
出席率は従来と変わっていなかった。学生が授業内容を十分に理解できていなかったということ
なのです。試験で半分弱も落ちるのは明らかにおかしい。
学生の課題に対する応用がほとんど利かなくなっているのです。考える能力が落ちていることを
懸念します。それが、今では、学校の先生が手取り足取り教える。例題をいっぱいこなして、
暗記していく。自分なりの勉強の仕方が確立できない。
1970年頃は、医学部に入学する学生の入試の最高点よりも、工学部の学生の最高点の方が
高いこともあった。その頃から比べると学生の数は半分になりました。かつて京大に入れなかった
レベルの学生が入れるようになったのかもしれません。
長期的に見ると、京大工学生の学力は低下傾向ではあったのですが、ここに来て急に下がって
きている印象があります。
どの先生も実感されているのではないかと思います。もしかすると、研究室に学生を迎えて、
初めて気がつく方もいるかもしれない。全国で進んでいるのではないでしょうか。学力低下の
勢いたるや大きいはずです
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