11/02/13 22:14:00 nHLi+6fe0
・『入試評論文読解のキーワード300』(明治書院)
・『現代文試験に出る読解ワード300』(KKロングセラーズ)
・『入試の現代語600』(文英堂)
これら3つはいずれも、「ことばはちからダ!」よりは多めの語句を、
「重要語700」よりは詳しめに解説してある。
・『1日1題30日完成 ことば(慣用句・ことわざ・故事成語・四字熟語)』(日栄社)
よく使われる・重要な・知っておきたいの三段階に分けて、慣用句・ことわざ・故事成語・四字熟語を、
ドリル形式で習得していく。値段が安いのも魅力。
【問題文の背景を理解するための教養本】
・『教養としての大学受験国語』(石原千秋・ちくま新書)
・・評論文は、ある程度の「常識」を前提に議論を進めています。
日本人論、言語論、芸術論、科学論、東洋と西洋など、
まず一般的にどういうテーマで議論がなされているかを知らなければ現代文は読解できません。
大学受験の評論文がどのような議論の上に出題されているのかを明らかにするために書かれた本がこの本です。
大学入試現代文を「教養」ととらえ、 「受験生にはこれだけの教養を持ったうえで大学に入ってきてもらいたい」
という大学の先生の視点から書かれています。
大学入試過去問を頻出トピック別にまとめ、それに対し著者の解説が入っていくという形で構成されています。
内容は結構読みごたえがありますが、読み通せば現代文のみならず現代社会を見る目も変わってくるはずです。
ぜひ多くの受験生に読んでもらいたい本です。
<参考>【小説問題への対策が必要な人】
・石原千秋『大学受験のための小説講義』(ちくま新書)
・・大学入試小説というものの構造をまともに分析した参考書は本当に少ない。
現在出ている大学受験小説の参考書でまともに信頼できるのはこれくらいしかない。