11/05/23 22:21:42.34 qPO4JH+2
保守がてら
>>241のピレネーのこと、友人に聞いた話をいくつか思い出したので。
そのピレさんは友人が独身で実家で暮らしていたときに飼い始めた雄犬で
猫を見たとき以外は実に堂々としていて
予防接種の阿鼻叫喚の中、フンて感じでそれだけは自慢だったとのこと。
吠えることは多くはないものの、番犬としての仕事はキッチリ果たしていたので
巨体から響く声は近所迷惑ではないかと、常に気にしていたけれど
彼が虹の橋を渡ってしまって間もなく、近所で連続空き巣が発生。
前は彼が近所一帯を守ってくれていたのにねと、多くの人から声をかけられたそうな。
吠えるべき者に吠え、無視すべき者は無視し、歓迎すべき者は歓迎し、甘えるべき者には甘え…
そんな番犬としての正しい勤めを彼が破ったことがあったという。
それは友人が婚約者を家に連れ帰ったとき。
彼は常にない態度で大切な客人であり犬好きでもある青年に向かって歯を剥いて唸り威嚇、
家人がどうなだめても叱っても唸るのをやめてくれなかったとのこと。
青年がようやく 無視すべき者 にまで昇格できたのは、
友人が家を出て、二人の間に子供が生まれた頃。
お父さんが甘やかして散歩中にコンビニに寄りジャムパンを分け与えるのを
いつも反対していたけれど
12年の犬生を健康なまま全うして虹の橋を渡っていったとのこと。
自分が友人と出会ったのはその3年後のことで
もっと早く出会ってピレさんをモフらせて貰いたかったなあ、
とつくづく思うのであった。