11/05/24 13:16:04.38 pbaVhfWX
こんなことを思い出した。
兄に「おまえのかおはエラが張ってて魚みたいだな」と言われ続けていた小学校時代、理科などの授業で魚が登場するたびに、だれかに「おまえみたいだな」と言われるんじゃないかと気が気じゃなくて挙動不審になっていたことがあった。
そのほかにも顔を、土瓶、カップ焼きそばの容器などに例えられたりしてた。
兄には言い返すと暴力を振るわれていたので、いつからか言い返さなくなっていた。
こうして家庭でいじめられっこ体質を確立した私は、やはり小学校でいじめられた。
何がきっかけで、とかはよくわからない。
担任の先生は親身になって庇い、話を聞き、助けようとしてくれた。
家でのことも話題になったりし、辛い目には合っている自覚はあったが、話すと親に伝わり兄に伝わりまた殴られるんじゃないかとおもい、言いたくないし聞かれるのが嫌だった。
親と担任の面談がある日、私がいじめられていることを担任が親に話すんじゃないか、と不安になり、言わないでくれ、と頼んだ。
担任は私が、「親が心配するといけないから」と言った文言を真に受け、「あなたは強い子だ。先生は感動した」と涙を流した。
そうじゃない、親に話されて兄にまたバカにされ酷い仕打ちをされるのが怖かっただけなんだ。
と、今は思う。
その時は、「そうか、私は強いのか…」くらいしか思わなかった。
以後、兄は事故で死に、私はその時も涙一つ流さない「強い子」を演じ、今も続けている。
あの小学校時代、親が兄妹間の確執をもう少し何とかしてくれていたら、私には違う人生が合ったように思う。
私もなんとか親になったいま、我が子には同じ道を歩ませたくない反面、人格形成に影響のある親の愛情面が私には足りないような気がしている。
いじめられっこは遺伝するのかもしれない。