11/01/11 15:04:31 BNKxBphV0
2度目のヒョードルvsコールマンの時のことだ。
試合後のヒョードルに対し、女性記者が
「コールマンの幼い娘たちが泣きながらリングに上がったが、このことをどう思うか」
と尋ねたのだ。
ヒョードルは少し表情を曇らせ「子供たちにはショックだったかもしれません。
父親のあのような姿を見るのは辛いことだと思いますから。」と答えた。
すると、端でこのやりとりを見ていたバローニが突如として大声で大演説を開始した。
「長く日本で戦ってきたコールマンにとって、娘たちが生で試合を見てくれるのは
とても意味があることなんだ。彼は不運にも負けはしたが、自分の父親が歓声を
受けて戦うのを観たのは、娘たちにとっても意味があることだったはずだ。
俺はお前がそんな質問をする理由が分からないね。確かに子供にとって親が殴られるのは
辛いだろう。だが、人生はそもそも辛いものだ。もし俺が彼の娘だったら、
あれだけ殴られても生きてリングを降りる父の姿を誇りに思い、尊敬するね。
しかも相手は世界最強の男なんだ。彼の娘たちも、必ず将来父親の凄さを理解して、
自分たちも強く生きていこうと思うはずだ。俺はそんなコールマンの行動を心から
尊敬している。」
記者会見場は拍手に包まれた。