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俺はエリート街道を突っ走っていた。
偏差値77を誇る名門私立の東大寺学園高校を学年1位の成績で卒業。
誰もが東大か京大の医学部に行くことを期待していた。
でも俺はまわりの期待を裏切り、大学進学はせず国家公務員採用試験Ⅲ種に合格し公務員になった。
しかし俺を待っていたのは屈辱の日々。
出世は遅い、年収は低い、それでいて転勤は多い。
俺はわずが半年で退職した。
「これからの人生をどのように切り開いていけばいいのか?」
俺は毎日自問自答して荒れた生活を送った。
ふと気がつけば23歳の夏。
高校時代の同士たちは大学を卒業して新社会人1年目の年だった。
そのときの同窓会で俺は屈辱を受けた。
「いまから半年で大卒の学歴を手に入れてやる」
過去の栄光を引きずって生きることをその日からやめた。
1日16時間を200日間机に向かい続けた。
結果、早稲田大学政治経済学部政治学科に合格しその年の大隈記念奨学金対象者に選ばれた。
授業料タダが早稲田に進学する決意をした決定打だ。
ちなみに大阪大学法学部は蹴った。
京都大学総合人間学部も蹴った。
早稲田を卒業後は在学中に取得した公認会計士の資格を生かして事務所を独立開業させた。
まさに人生を逆転させた。