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昔々、香水という名を持つ3人の姫様たちがいてな。
3人は、3人が揃った時にのみ発揮できる不思議なMAGICを持っていたのじゃ。
そのMAGICによって多くの者達の心を引き付けたのじゃ。
そう、姫様たちは、アイドルヲタと音楽ヲタというこの国のいがみ合う2つの民族の
結節点であったのじゃ。
しかしある日の事、姫様達は禁じられていた禁断の果実をかじってしまい、その
MAGICは消失してしまったのじゃ。
その日以来、アイドルヲタと音楽ヲタはまた昔の様に、ある時は罵りあい、ある時は
お互いの存在を無視するようになったのじゃ。
アイドルヲタ達は、新たなる約束の地を求め、自分達が従者となる新しい姫様達を求め、
この列島にチリジリになっていったのじゃ。
そう、バラバラに散ったドラゴンボールの様にな。
しかしその者達が真に求めているものは、新しい姫様達ではなかったのじゃ。
あの、心身を貫く多幸感、その亡者になってしまったのじゃ。
その証拠にその者達は、多幸感に包まれていたあの時常に身にまとっていた、香水という
名が刻まれた装束を、今も肌身離さず身に付けていたのじゃ。
そんな者達に、真の約束の地は、訪れるのじゃろうかのう・・・
この国を覆う闇、それを打ち破る事が出来るのは、アイドルヲタと音楽ヲタという2つの
民族のココロの粒子が1つになった時である。そう死海文書には書いてあるというのに・・・