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秋田代表・能代商の選手のまゆ毛は、全員濃くて太い。手入れの行き届いた細いまゆ毛にする今時の高校球児の中では珍しい存在だ。
しかし、選手は「ぶれない強い心の証拠」と自信を持っている。「まゆ毛をきちんとしていれば、どんな状況になっても大丈夫なんです」
試合前、球場内で相手校の選手とすれ違う。控室に戻った能代商の選手は「あっちのキャプテン、まゆ毛ないから大丈夫」「何人かは細い選手がいたぞ」。
そんな会話が交わされる。そして「俺たちは全員まゆ毛ある。じゃあ勝てる」。
能代商にとってまゆ毛はこだわりでもあり、相手の実力を測る尺度の一つでもある。まゆ毛について渡部孝史コーチ(33)がとりわけ厳しく言ってきた。
入部すると2年生が新入生の世話係になる。礼儀や身だしなみの決まりの中に「まゆ毛をいじらない」という項目がある。
そったり細かったりする1年生には「3週間あれば伸びるべ。元に戻せ」と即座に指導が入る。
3年生にとって学校グラウンドで最後の練習となった7月31日夕。練習後に渡部コーチは選手を集め、「やり残したことはない。堂々と戦ってこよう」と話した。
そして、「まゆ毛をいじるな。そこで勝負が決まってきたからな。スタイルは最後まで変えずに行こう」。甲子園でも太いまゆ毛で、自分たちの野球を貫く。