神奈川高校野球・其の参佰参拾弐at HSB
神奈川高校野球・其の参佰参拾弐 - 暇つぶし2ch47:名無しさん@実況は実況板で
11/07/08 11:41:46.84 UZElJg5y0
公立の流儀:第93回全国高校野球・神奈川大会/中 名門Y校、復活への道 /神奈川
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◇伝統に甘え、一掃 批判し合う活力を
梅雨明けが近いことをうかがわせる真夏日となった3日、横浜市南区の横浜商業グラウンドでは、練習試合の終盤、対戦相手・日大明誠(山梨)の快音が続いた。
2点リードをあっさり逆転され、左胸に「Y」と大書されたマリンブルーのユニホームはうなだれたまま。
バックネット裏で地元ファンやOBらは「次は絶対負けられない」と、公式戦のように声援を送り続けた。

2試合目は、最終回の逆転で何とかホームグラウンドでの体面を保った。
だが、照屋辰朗主将(3年)は「練習試合のほとんどを自分のグラウンドでやり、
緊張感が薄れている面があるかもしれない」と話し、小島孝道監督(37)は「伝統に甘えてしまっている」と危惧する。

横浜商は「Y校」の愛称で全国に知られ、1896(明治29)年創部の野球部は県内最古を誇り、甲子園は春夏で16回の出場。強豪私学と張り合える「公立の星」だった。
専用グラウンドを備えており、それゆえ練習試合では県外のチームでもやって来ることが多い。室内練習場、ウエートトレーニング場など私立顔負けの施設も建ち並ぶ。
昨年主将を務めた専門学校生、石川匠さん(19)は「いつでも全面のグラウンドで練習でき、県外の高校とも練習試合を組めるのが当然と思う部分があった」と、恵まれた環境だったと振り返る。

だが、甲子園出場は97年春が最後。09、10年の神奈川大会はいずれも2回戦敗退で、昨年まで100人を超えた部員は現在69人となった。
不振は入部数の減少に表れている。背景には、実業高校の人気が回復していないことに加え、他の公立高もスポーツに力を注ぎ、
「公立で野球をやるならY校」の考えが薄れたことにある。優れた監督も人事異動の対象となり、私立のように長く指導を続けるのが難しくなった。
他県に遠征すると「Y校ってどこ?」と言われることも増えてきた。危機感は募り、昨年から、強豪・横浜高校出身で甲子園も経験した吉田斉教諭(26)が部長に着任。
7「1死二塁」など場面を細かく設定し、打撃や守備の判断力を高める「横高式」練習が大半となり、グラウンドではプレーを逐一止めて指導する場面が目立つ。

吉田部長は言う。「横高では練習中のミスに仲間からすぐヤジが飛んだ。Y校では甲子園に行きたいという本気さを感じない。
批判し合う活力が時には必要」。徐々にだが、ハングリー精神の芽生えも感じている。
伝統校、古豪……。そう呼ばれることが多いが、ナインは「自分たちは『今』しかない」と感じている。
照屋主将は「強豪私立に勝つ。それをY校の伝統にしていきたい」。新たな伝統を作るべく模索しながら、この夏へと挑む。


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