11/08/02 00:16:41.32 d9mJthKx0
>>474
「勝負ごとは星を持っとるかどうかなんよ。星が悪かったら、なかなか勝てんで」
先ごろ行われた夏の高校野球県予選決勝。
明徳義塾高校の馬淵史郎監督は試合前の取材で、運を絡めて特論を展開した。
たばこをぎゅっと消して立ち上がると、「俺も星は悪い方やないと思うよ」。
目尻を下げ、「ほなっ」といった感じで左手を挙げて、球場の中へ消えていった。
勝負に対する独特の切り取り方、見方。
データや経験を基に理論的に語る一方、笑いを取るための(ように聞こえる)
科学的でない話しにも、妙に説得力があったりする。
高校野球を初めて取材した同僚は「(監督の語りは)一種のショーだ」と喜んでいた。
今春のセンバツでは、優勝候補の本命、日大三高との1回戦について
「うち、勝つと思いますよ」と宣言。
取り囲む記者の大半は「明徳不利」を念頭に聞いていたが、
監督は真面目な顔で「勝つ根拠を解説した。
「だってわし、今まで1回戦で負けたことないから」。
それまで甲子園で初戦負けなしの20連勝の実績。論理的であり、非論理的でもあり・・・。
「教育の一環」を標榜する高校野球の世界は、
とかくオブラートに包んだようなきれいな物言いが目立つ。
そんな中、゚馬淵節゙は時に辛辣で、感情的。
言わなくていいことまでも正直に言ってしまうこともある。
しかし、だからこそ、温かい人間味もそこに見える。
間もなく夏の甲子園。監督はいつもながら強気だ。
「なんかね、全国行ってもやれそうな気がするんですよ。手応え、ありますよ」だみ声。
甲子園の馬淵節に期待する。