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和歌山放送ニュース 2009年11月15日(日) 23:08
大成高校が統合前に記念のラストゲーム
県立大成高校野球部は、きょう(15日)紀美野町動木(とどろき)の学校グラウンドで、来年4月に完全統合される海南高校を相手に「記念試合」を行い、
最後の大成のユニフォーム姿を披露しました。大成高校硬式野球部は、昭和24年5月に創部し、昭和43年に就任した富田修身(とみた・おさみ)監督のもと、
1982年のセンバツ甲子園大会に初出場し初戦を突破、また1987年のセンバツ大会にも大畠和彦(おおはた・かずひこ)監督がわずか10人の選手を
率いての甲子園出場を果たしています。
しかし、過疎化の影響で生徒数が減少し、2008年に海南高校と統合され、野球部も「海南・大成」というの連合チームの形で、夏の県予選などに出場していました。
きょう(15日)は、大成高校時代に入学した1年生が今年3年生となり、野球部を引退することや、来年4月1日に海南高校に完全統合されることなどを理由に、
OBや学校関係者が中心となって「記念試合」を行ったものです。
午後1時過ぎから行われた試合では、大成高校の3年生部員3人のほか、海南高校大成校舎に通う野球部の1・2年生部員、さらに2人のOBも加わった11人が、
紺にエンジのラインが入った大成高校のユニフォーム姿で、OBや関係者らの前でプレーしました。
試合後、大成高校の石本全孝(いしもと・まさたか)校長と野球部の久田(ひさだ)主将から、海南高校の宮井利治(みやい・としはる)校長と
野球部の岡本(おかもと)主将へ過去2回の甲子園出場を記念した2本の「甲子園旗」の引き継ぎが行われました。
試合は10対6で海南が大成に勝ちましたが、大成高校の久田恭平(ひさだ・きょうへい)主将は「最後のユニフォームなので悔いの無いようにした。
自分たちは紀三井寺で1勝しか出来なかったので、後輩達はいっぱい勝って甲子園に行ってほしい」と話し、花田和也(はなだ・かずや)監督は
「大成のユニフォーム姿で一生懸命なプレイをみせろ、指示しました。出来たら勝ちたかったが、選手達は声を出して一生懸命プレイしてくれた。
その方が大事で、悔いはありません」と試合を振り返っていました。