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皮射江素火異(ぴいえすぴい)
古代中国のとある霊峰に楚仁伊(そにい)という名の仙人が住んでいた。
楚仁伊は仙人でありながら下界の庶民と交流する事が多く、民からも慕われていた。
彼の趣味で作った様々な宝貝を惜しげもなく人々に与えたという。
その楚仁伊が新しく作ったのが皮射江素火異である。
楚仁伊はこれまでに音楽を持ち歩く宝貝や人々の暮らしを写し撮る宝貝を作ってきたが
皮射江素火異はその二つの宝貝の能力を持っているばかりか
様々な遊戯のやり方を収録しているという優れものであった。
この皮射江素火異に目をつけた隣国の王「似典童(にてんどう)」は自らが作った武器
「泥得州(でいえす)」を用いて楚仁伊の住む霊峰と麓の村に攻め入ってきた。
慌てふためく村人たちの前で楚仁伊は至極落ち着いて皮射江素火異を敵兵に向けひねった。
するとどうだろう! 皮射江素火異から銀色に輝く小さな円盤が雨あられの如く飛び出るではないか!
それを見た村人は一斉に自分たちが持つ皮射江素火異をひねり、円盤の雨で似典童の軍を退けたのであった。
2004年12月12日 SONYから発売されたPSPにはUMDが飛び出てしまうという初期不良が発生しているようだが
もしかしたら楚仁伊の時と同じように我々の想像を超えた事態に対処するために時を超えてついた機能なのかもしれない…。
民明書房刊「崩壊へのカウントダウン 刻まれる破壊の秒針」より