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◆体操 西日本学生選手権最終日(29日、山口・維新百年記念公園スポーツ文化センター)
男女の団体、個人総合が行われ、北京五輪代表の羽衣国際大・新竹優子(2年)が55・700点で、個人総合の連覇を決めた。種目別では跳馬以外の3種目を制し、
世界選手権(10月、東京体育館)の代表入りをかけた6月11日からのNHK杯(東京・代々木第一)へ、弾みをつけた。
2位には、同じ羽衣国際大の山岸舞(1年)が入った。
圧倒的なオーラを漂わせ、新竹が連覇を達成した。学生レベルを超越した20歳は会場の視線を集め、種目別では段違い平行棒、平均台、床の3種目で優勝。
「(段違い)平行棒で倒立の姿勢が流れたり、平均台でジャンプを正確にできなかったりした」。2週間後のNHK杯への“助走”として、課題から目をそらすことは
なかった。
4月23、24日の全日本選手権は鶴見虹子(朝日生命)、田中理恵(日体大大学院)に次ぐ3位だった。実は、左ふくらはぎに痛みを抱えたまま臨み、大会後は
1週間練習を休んだ。3年連続出場を狙う世界選手権代表は全日本とNHK杯の合計得点で争う。1位・鶴見に4・200点差をつけられたが、選考はまだ前半が
終わった段階だ。
「この大会を(NHK杯への)ステップにしようと各種目で課題をもって、そのうちクリアできたのは50%ぐらい」と謙虚に自己採点したが、床では全日本で失敗した
4回転ターンを成功。もう、ふくらはぎの不安も消えた。“後半戦”への反撃態勢は整った。
選考で3番手につける新竹は、全日本6連覇中の女王・鶴見、アイドル選手として人気の田中の上位2人を超えるチャンスをうかがう。「2人とはタイプが違う。
まずは自分の演技をして、着地(で体)を止めるとか、練習したことをいかに出せるかだと思っています」。腰痛に悩まされた昨冬は体操器具から離れ、瞬発力
やインナーマッスルを鍛えるトレーニングを徹底した。地道な努力を糧に、逆転でのトップ通過を狙う。