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●英語以外の語学の達人はほされる●
不思議なことに外交官でありながら語学がなまじできると出世できないという奇妙な構造が
日本にはある。
先述したChina School出身者の頂点は中国大使。 それ以上はない。 つまり大使どまりというわけ。
他にも語学School出身者はいる。 Spanish School、Russian Schoolという具合だ。
このSchoolに配属されたら最後絶対にアメリカワシントン日本大使館なんぞには配属されない。
つまり、出世できない。 結果、英語以外の語学ができると飛ばされるはめになる。
●摩訶不思議外交官試験●
信じられないだろうが、外交官で語学の達人というお方はあまりいない。 ( むろん、ワシントン
日本大使館直属は別 )でも、外交官試験があるじゃない? とおっしゃる方に朗報。 その外交官試験
というのが曲者なのよ。 他の公務員試験というのはⅠ種Ⅱ種Ⅲ種とあり、試験内容も多岐にわたる。
Ⅰ種合格者はキャリアと呼ばれ、出世街道を驀進する。
ところが、外務省の外交官試験だけは別枠なのだ。 これが明治くらいのものとあまり変わっていない
のが不思議。
●外交官は通訳を雇えばよし●
1.選択語学試験はたった一つ しかも英語あり
2.試験内容は和訳と外国語訳のみ( ヒヤリングなし、グラマーなし )
3.面接重視 全人格的能力が問われる
※語学専門職はノンキャリアから採用される。
キャリア組は語学能力なし、縁故関係の強さで選ばれることが多い。 そのため、代々外交官という
家系がいくつもある。 試験官が親父と知故の関係だとさらに採用されやすい。
例の瀋陽事件で対応にあたった副領事が北朝鮮人の信書( 英文 )がわからず返したというのは本音
だと思う。 ちゃちな言い訳ではないだろう。
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