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天狗の子
今回は赤沢ちゃんと三郎坊のお話。
夏休みになって補講とダンス練習が始まる。勉強頑張ろうというタケル君の為に、瞬ちゃんも補講に来てくれる。秋姫だけじゃなく
他の男子のダンスもぐだぐだなので三郎坊が助っ人に学校に来てくれる。いつの間にか牛乳の味を覚えた三郎坊は、秋姫から100円
をもらって牛乳を買いに行き、その途中に赤沢ちゃんに会う。
バレンタインのお話の時から二人はつかず離れずの微妙な関係だった。
牛乳より美味しい物教えてあげる！と言って補講を抜け出した赤沢ちゃんと三郎坊は、チャリ２ケツ(赤沢運転)でマックまで行く。
その間赤沢ちゃんドキドキしっ放しで、こんな日がずっと続けばいいのにと思う。マックで150円のソフトを買って食べた三郎坊
(50円赤沢ちゃんに借りた)はその味にいたく感動する。そして軽いノリでワシの嫁にならんかと言い放つ。けど赤沢ちゃんの答えは
意外にも「あたし大学でて秘書になって社長のお嫁さんになるんだもん」だった。実は赤沢ちゃんの家は化粧品屋さんをしてて、
将来お店がつぶれない様に言った言葉だった。けど、せっかくのチャンスだったのにそんな事言ってしまった自分に落ち込んでる様子。
補講＆ダンス練習が終わり帰る時、秋姫たち緑峰町組は赤沢ちゃん家のお店に、そういえば綿棒が無かった、脱脂綿が無かったと買い
に行く事になった。(ここら辺あやふやです。)
赤沢ちゃんと秋姫一行がお店に着いたらなんと三郎坊がいた。実はお賽銭（5円）の10倍、つまり50円分の借りがあるので、店番をし
ていたのだ。三郎坊の口車に乗せられておばさん達はわらわらと化粧品を買っている。こんなに繁盛してるんだから三郎坊のお嫁に行
っちゃえばいいじゃない的な事を、どこかのおばさんが言うと、え、でも狐に嫁入りは…と赤沢母が言いよどむ。その時、綿棒買いに
来た春菜ちゃんが「別に狐の嫁だって天狗の嫁だっていいんじゃない？」と言い放つ。うちの旦那、防犯の神様だから施錠しなくって
も泥棒こないしとか言ってる。
春菜ちゃんの言葉にはっとした赤沢ちゃんは、こんな日がずっと続けばいいのにと複雑な心境ながらもそっと三郎坊に近づき、手をに
ぎろうとする。そして、なんじゃ、やっぱりワシの嫁になりたいんか？で二人が手をつないで終わり。