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*ファイアーエムブレム トラキア776
シリーズ第5作目。SFC最後のFEシリーズ。~
ソフトを書き込む形式のニンテンドウパワーのサービスで1999年に販売され(通称NP版)、~
翌年2000年には通常のROMカセットでも販売された(通称ROM版)。~
ハードの末期と販売形式などの理由から、ソフトは長い間入手困難であった。~
2008年からはROM版がバーチャルコンソールで配信され、簡単に遊べるようになっている。~
聖戦の系譜の外伝的作品で、ユグドラル大陸の一地方トラキア半島を舞台に、~
レンスターの王子[[リーフ]]の戦いの軌跡が描かれている。~
時間軸は[[セリス]]が開戦する第6章からマンスターを解放する8章後半までと同じだが、~
聖戦と重なる19章以降も独自の展開になることから、パラレル作品との見方もある。~
シリーズ中でも難易度の高さに定評があり、発売当初からシリーズ最難関と呼ばれてきた。~
現在もその意見は根強いが、近年では高難易度のモードも含めた意見で分かれており、~
特に蒼炎マニアックはトラキアに匹敵するとファイアーエムブレムワールドにて言われている。~
システム面では紋章の謎をベースに、聖戦の系譜で取り入れられたスキルなどの要素が合わさり、~
数多くの新しい要素もふんだんに取り入れられ、実験色の強い作品となっている。~
特に体格のパラメータと、それに合わせた担ぐと盗むの導入は、~
それまでのシリーズの様々な価値観を一変させ、戦略の幅を広げるのに一役買った。~
その他、索敵マップや勝利条件の多様化など、この作品で導入されたシステムには、~
それ以降のシリーズ作品で基本となっているものも多い(ただしある程度調整はされている)。~
独自のシステムとしては、捕獲による敵のアイテムの強奪、低確率ながら成長する移動力、~
100と0がない命中率、一定確率で発生する再行動、疲労システムなどがある。~
この作品を最後に、FEシリーズの生みの親である加賀氏がインテリジェントシステムズを退職し、~
以後2010年現在まで一切FEシリーズには関わっていない。~