11/03/27 23:20:25.78 Pi7qcBgl0
―紅魔館・正門前―
美鈴 「あ、お疲れ様です俺さん」ペコリ
俺 「お疲れ美鈴ちゃん」
美鈴 「あ……あれ? それもしかしてお弁当箱ですか? 3つも持ってるだなんて……。
その様子だと、私のお弁当が出る幕はなさそうですね……」シュン
俺 「え? ああこれね。違う違う。
折角作ってもらったのを受け取らないのは失礼だし目の前で捨てるのも可哀想だったからさぁ。
何よりこの紅魔館の中では彼女たちのほうが……ほら、権力的にっていうか? 色々と俺らより上じゃん?
とりあえず受け取ったってだけで、食べるつもりなんかさらさらないよ。だって胸糞悪いもん」
モゾモゾ パカッ
俺 「お嬢様の作った弁当なんて血なまぐさくてとても食えそうにはないし」
ポイッ
グシャッ
俺 「咲夜さんの作った弁当なんてこだわりすぎてて機械が作ったような味気のなさそうなものだし」
ポイッ
ベチャッ
俺 「パチュリーさんの弁当なんか絶対咳き込みながら作ってるだろうから、唾とか鼻水とか入ってるだろうし」
ポイッ
ビチャッ
俺 「それに引き換え、美鈴ちゃんの作る弁当はいいよねぇ。
俺って中華料理好きだし、料理はある程度ムラがあるほうが味わい深いし、美鈴ちゃんは健康優良児そのものだしさ」
美鈴 「えへへ……。でも私はこれしか能のない妖怪ですから……はい。今日のお弁当です///」スッ
俺 「ありがとう。じゃあ今日も2人で一緒に食べよっか」
美鈴 「はい。あの……私、俺さんが紅魔館に来てからというもの、毎日がとても幸せです……///」
俺 「食べ終わったらそこに落ちてる生ゴミ片付けないとね。今、俺が捨てちゃった生ゴミだけど」
レ・咲・パ (そろそろ俺が私の作った弁当を食べてる頃かしら……ふふっ)ポワーン
俺 「ま、勝手に持ってきてくれるならそれでもいいけどね。ポイグシャでストレス発散できるんだし。美鈴ちゃんも一緒にやろうよ。楽しいよこれ」
美鈴 「えー? 私もやっていいんですかぁ? それじゃあ明日、いっぱいお弁当を貰ってきてくださいね♪」