10/12/12 12:44:04 RVFi990UO
>>74の続き、
アロエ
「ふぅぅ…。(クラッ)わっ!とと!」
マラリヤ
「…大丈夫?何時間もそうしてれば疲れて当たり前よ…少し休んだら?」
アロエ
「だ…大丈夫!皆が頑張ってるのに、あたしだけ休むわけには…。」
マラリヤ
「でも…無理しても魔法の効果が弱まっていくだけよ…。」
アロエ
「大丈夫…あたしは…もうあの頃のあたしじゃない!この子を絶対に助けてみせる!」
………
セリオス
「待たせた!薬草を取ってききたぞ!ミィは無事か!」
アロエ
「セリオスさん!」
マラリヤ
「待ってたわ…薬草をこっちへ!」
アロエ
「セリオスさん…服ボロボロ…。みんなは?」
セリオス
「僕のチームは無事だ。韋駄天の靴で僕だけ先に薬草を届けに来た。それなりに厳しい探索だったからな…皆には感謝しなくては…。」
マラリヤ
「駄目…この量では薬を完成させる事は…」
セリオス
「何!?なんとかならないのか!」
マラリヤ
「…調合比率をγ寄りに変えればあるいは…」
セリオス
「何でも良い!ミィを助けてくれ!」
マラリヤ
「わかった…何とかやってみるわ…」
(パサッ)
アロエ
「?…なんか落ちてきたよ?この袋は…ミューちゃんの!?」
セリオス
「中身は薬草か!」
マラリヤ
「これなら…大丈夫よ!完璧な治療薬がつくれるわ!」
セリオス
「アロエ…良くがんばった…少し休め。」
アロエ
「でも…あたしが回復魔法掛け続けないとこの子が…」
セリオス
「…心配するな。僕も短時間なら回復魔法が使えるようになった。せめて薬が完成するまで休め…。」
……
……
マラリヤ
「完成したわ!これを!」
セリオス
「有り難い!アロエ…いけるか!?」
アロエ
「うん!…任せて!
コホンッ…大地に棲まう女神達よ…我が声、我が祈りに応え、この者を癒したまへ!……」(ピカッ)(キラキラ…)
(…次で本当に最終回です…)