10/10/05 20:26:02 jrWKbF6WP
私を残してあの人は消えてしまった……。
ずっとこのまま二人で、何処までも高みを目指せると思ったのに。
あの人の机の上は、雑多な書類の束、マグカップにつけっ放しのノートPC
まるで今そこに彼が居たかの様に。
悲しみ、怒り、焦り……様々な感情が私の中を駆け巡る。
最後に残ったのは虚しさだけ。
空虚だ。
こんな空虚な自分がSランクアイドルなんて呼ばれている現実。
笑ってしまう。
笑ってしまうはずなのに声も出ない。
ふと窓に映った自分を見る。
そこには「あの日」の私が居る。
ひたすらに夜が通り過ぎるのを待っていた「あの日」の私が…。
あの人の声が聞きたい。
あの人に会いたい。
あの人さえ戻ってくれれば、私は……!
P「ただいま~」
千早「プロデューサー?!今まで何処に行ってたんですか!!」
P「へ?コンビニにおやつのプリンを買いに行ってただけなんだけど……」
千早「私がどれだけ心配したと……」
P「いや、立ち読みしてたから遅くなったけど、30分位しか経ってないだろ?」
小鳥「もうお前ら帰れピヨ……」