10/08/06 00:15:32 D1qwRmiR0
リナーダは？
…休憩中か
シュルク……
早く目を覚ましてくれ…
そなたはいつまで寝ているつもりだ
シュルクが立ち上がらねばこの世界は…
そなたがいないと皆も…私も不安に思うだろ？
……シュルク
私の話を聞いてくれるか？
私の迷いかもしれぬし心細いだけかもしれぬ
けれども、私に少しだけ付き合ってくれ
シュルク……
そなたと出会ってからというもの私の人生は嵐が来たようであった
全てが予測できなくて緊張や不安、そして悲しみの連続だった…
父上が亡くなり臣民も救えず……何度も心が折れそうになった
今思い返すだけでも無念の情で涙がこぼれそうになる……
己の不幸を嘆きたくなったがそうはしなかった……
希望もあったからだ
シュルクがいてくれたこと…
それにカルナやリキや皆もいてくれた
そなたや仲間たちがどれほど私を支えてくれたか……
言葉には言い表せないくらいに私は…
気づいてないだろう？
皆の中でもシュルクが一等、色々なものを私にくれたのだ
今のこんな気持ちもだ…
なのに私はシュルクに何も返せてはいない…
シュルク……
私は何をしてやれる？私に出来ることは…？
ここで画面が暗転
わ、私は何をしようとしたのだ！？
ダメだ！ダメだ！！
…酷いな
こんな私では失望されてしまうだろう…
…このままではいかんな
シュルクはいつだって誰にだって誠実にしてきた…
私はそれに思い違いをしてはいけないのだ…
それがシュルクの強さなら…
それに甘えないよう、負けないようにしなければ…
私はシュルクと対等でいなければ…
だから私に出来ることはシュルクが望む幸せを守ること
ただそれだけだ…
今度は私がなんとかしよう、シュルクの大切な人を私が守るのだ
これ以上ここにいるのはやめよう
今はとにかくフィオルンうを追いかけなければな