10/07/27 12:02:34 v3+Kmyj60
文「今日のお弁当、すごく自信があるんですっ♪」パカッ
俺「ほぅ、卵焼きか。文にしちゃ珍しいな……うん」
文「卵焼き好きなんでしょ?俺さんの為に頑張りましたっ!」
俺「頑張るったって……卵焼きは好きだけどさー」パクッ
俺「……う、うまいっ!!」
俺「なんという美味ッ!こんなの初めてっ!」パクパク
文「そうでしょう、そうでしょうとも!」
俺「な、なんでこんなにウマイんだ!?」
文「私が産んだ卵で作ったからですよ♪」
俺「」ピタ
文「あっ!モチロン無精卵ですよ?」
俺「……」
文「まぁ人間で言うところの生理みたいなもので……」
俺「……」
文「だから……おや?どうしました?箸が進んでませんけど……」
俺「……」ポイグシャ
文「あややっ!?ど、どうして捨てるんですか!?」
俺「そんなの……食欲なくなったからに決まってんだろ……」
文「まさか!?あんなに美味しいって褒めてくれてたじゃないですかっ!!」
俺「もういいから……あの卵焼きの話はしないでくれ……」
文「せっかく!!せっかく俺さんの事を想って産んだ卵なのにィ!!」
俺「やめてくれよ……そんな事言われたら……ますますグロい……」ヨロヨロ
文「グロい……?えっ!?普通ここまでやったら感激するものでは?」
俺「いや、グロい……てゆーか、もうお前の顔まともに見れねぇ……」
文「……」
俺「今日の事は……お互い忘れよう……」
文「私なりの愛情表現だったんですけどねぇ……」
俺「すまん……あんなのは二度としないでくれ……じゃあな」フラフラ
文「意外とデリケートだったんですね……お弁当は平気で捨てるくせに」