10/07/01 01:52:53 sS3sLMydO
文「あややや、見つけましたよ俺さん」
俺「おっ、来たか」
文「言われた通り作ってきましたけど……本当に食べてくれるんですか?」
俺「任せろって。ホラ、早く渡してくれよ!腹が減ってしょうがねーぜ!」
文「なら、渡しますけど……。ホントに捨てたりしないでくださいよ?」
俺「くどいぞテメーッ!」
ポイグシャァッ
文「あー!ほら、やっぱり!」
俺「何がだよ」
文「捨てたじゃないですか!私の弁当!」
俺「捨ててねーよ(ニヤニヤ)」
文「たった今捨てたじゃないですかーッ」
俺「だから捨ててねーって、ホラ」
文「……え?あれ?で、ですが今、確かに」
俺「実はな、今日はお前にコレを見せたくて呼んだんだよ」
文「???」
俺「俺はこの世界であまりにポイグシャを重ねるあまり、俺に弁当を渡した相手にポイグシャされる錯覚を与えることが出来るようになったらしいんだ」
文「……つまり、先程の弁当捨ては俺さんが作り出した幻術による錯覚……?」
俺「すごいだろ?」
文「あややや~、確かに驚きです!まるで本当に捨てられたかと思いました」
俺「フフン。ようやく俺も一皮剥けたってとこかな」
ポイグシャァ
文「ホント、全然幻術には見えませんねー……このグチャグチャになった卵焼きなんかすごいリアル」
俺「そりゃ、今のはリアルだからな」
文「」