10/06/22 15:48:37 hAu8xWKMO BE:828738353-2BP(11)
>>448
俺「………なあチルノや……」
チルノ「?なぁに俺?」
俺「………まったくお前は………こんな老いぼれいつまで世話する気じゃ……」
チルノ「……何いってるのさ!あたいが世話しなくちゃ何も出来ない体の癖に……」
俺「………なあチルノや……1つ頼みたいことがあるんじゃが」
チルノ「…?出てけって言われてもあたい出ていかないよ」
俺「弁当を……作ってくれんかの……?お前がワシに初めて作ってくれたあの時の弁当を……」
チルノ「なッ……!何いってんのサ……ご飯ならさっき食べたばかりだしどうせ捨t」
俺「えぇから早よ作ってこんかいバカたれ」
チルノ「――作ってきたケド………」
俺「………長かったのぉ………作るのに何十年かかっとるんじゃお前は……」
チルノ「……俺………?なんか今日可笑しいよ………?」
俺「……いいから早よその弁当よこさんかいバカたれ」バッ
俺「(パカッ)……うわ~………美味しそうだなぁ……」
チルノ「………そんなことないよ魚なんてずっと料理したことないし卵だっt」
俺「(パクッモグモグ)美味しいよこの魚……お魚さん嫌いだったのに好きになっちゃいそうだよ……」モグモグ……
チルノ「――ッ!」
俺「(クンクン)……新鮮な香りがするよこの卵焼き……食欲をそそるなぁ……」モグモグ……
チルノ「――ッ違うよ………!…違うよこんなの………ッ!弁当いつもみたいに捨ててよ………俺…………ッ…」
俺「バカたれ……捨てる気力なんぞもう残っとらんわ………
ミートボール……えいっ……(パクッ)……上手いなあ(モグモグ)……僕の好みにジャストミーt………ゴホッ!ゴホッ……!」
チルノ「――俺………ッ!大丈夫!?」
俺「グッ……!…あ…ありがとうちるのちゃん………僕の為にお弁当作ってくれて………とっても美味しかったよ……また作ってくれ……る……?」ニコッ……
チルノ「――ッいっぱい作るよ!………グスッ……これからも………ずっと作らせてよぉ……俺…………ッ」
俺「ハァ………ハァ……チルノちゃん……僕………チルノちゃんにずっと言えなかったことが……ゲホッ……ゲホッ………ある……んだ……」
俺「――僕――
昔からずっとチルノちゃんのこと……………」
おわり