10/06/17 12:20:09 LUesaJ3pO
俺「ふぇ、けんじゅちゅひなん?」モグモグ
妖夢「俺さん、食べながら喋るのはお行儀が……」
俺「んぐ……いや、剣術指南って言われても……」
妖夢「俺さんも少し体を鍛えた方がよろしいかと」
俺「え~、めんどくさいじゃん。あんま興味ないや」
妖夢「私が誠心誠意、丁寧に教えますから!」
俺「パスパス!俺、物騒なのは性に合わないんだ」
妖夢「そう言わずに是非!心の鍛錬にもなりますよ!」
俺「心の鍛錬……?刀を振り回すのがか!?」
妖夢「はいっ!剣の道は己の心を究める道ですから!」
俺「へぇ……そんなモンなの?己の心、ねぇ……」
俺「じゃ、妖夢は剣術を通して、己の心も鍛えてるんだ?」
妖夢「そうですね、悟りの境地とまではいきませんが……」
ポイッ グシャッ!!
妖夢「えっ……お、俺さん?」
俺「偉そうな事いいやがって!こんな不味い弁当しか作れないくせに!」
妖夢「ま、不味い弁当っ!?そ、そんな……そんなはずは……」
俺「いつもは我慢して食ってたけど、もう限界。もう無理」
妖夢「そっ……そうですか……いつも我慢されていたとは……」
俺「いちいちお節介だしよぉ!うざってぇんだよっ!」
妖夢「……」ウルウル
俺「妖夢と別れて、もっといい子と付き合おうかなぁ?」
妖夢「!!!」
妖夢「うぅ……ひっく……ぐす、うぐっ……うわーんっ!!!」ポロポロ
・ ・ ・
俺「なぁ……俺が悪かったから。そろそろ泣きやんでくれよ」
妖夢「だって……ひっく、ひっく……俺さんがあんな事を……っ」
俺「つい、からかいたくなって……ホント悪かった!反省してる!」
妖夢「私……ぐすっ……本当に俺さんに嫌われたのかと……っ」
俺「おいおい、そんなワケないだろ?修行が足らんな妖夢!」
妖夢「俺さんのイジワル……でも、冗談で良かった……」
妖夢「俺さん……私のお弁当、本当に我慢して食べてませんよね?」
俺「あー……その、あぁ、アレだ。うん、不味くはないよ。不味くは」
俺「でも……美味くもない……」
妖夢「うっ、うわーんっ!!!」ポロポロ