10/06/12 17:10:45 UR1XhRxX0
>>253の続き
文「はぁ、今日も相変わらず平和そのものです。何処かにスクープでも転がっていないですかねぇ。おや?竹林の中に人間がいますね。これは珍しい。スクープの予感がプンプンです」
俺「さて、鬼が出るか蛇がでるか」
文「あやややや、お急ぎのところをすみません。私清く正しい社命丸と申します。突然ですが取材をさせてください。あなたはどうしてこんなところにいるのですか?」
俺「貴方が不老不死の人間が知り合いの方ですか?」
文「不老不死?あー、あの方ですか。もちろんです。幻想郷では比較的有名なお方ですからねぇ。ところでインタビューの方お答え願えませんかね」
俺「(なんだ?少し話がかみ合ってない気がするんだなぁ)遭難したんだ。一週間近く何も口にしていない」
文「おやおや、それはお気の毒に。そう言えばお弁当の残りがまだあったはずです。よろしければどうぞ~」サッ
俺「これはどうも御親切に」
ポイ グシャ
文「あやややや、信じられません!!餓死寸前の人間が待ちに待った食料を自ら断つ。このような理解不能な行動に及んだ動機を聞いてみたいと思います。あ、写真とっておきますね」パシャッ、パシャッ、パシャ
俺「俺は俺のやりたいように弁当を捨てるだけだ。えー、分かった?」
文「全く巫女といい、魔女といいこの世界の人間は本当に楽しませてくれますね。摩訶不思議!?弁当よりも餓死選ぶ。明日の新聞の見出しはこれで決定です」パシャッ、パシャッ
俺「(なんなんだこいつは…)」
文「(う~ん、これは思った以上に収穫がありましたね。このままこの人を監禁してひたすらお弁当だけを与え続けるとどうなるのか気になりますし、その様子を観察して記事にすれば大ヒット間違えなしですねそうと分かれば早速行動です)」
「ちょっと私と一緒にきてくれませんか?大丈夫です別にとって食おうというわけではありませんから」
???「蓬莱_凱風快晴_フジヤマヴォルケイノ!!」
文「ひょ?わっ!!カメラが!!せっかくのスクープが」
紅妹「おい、そこの烏、焼き烏にされたくなかったらすぐにこの場をさりな。それとも私と弾幕るかい?」
文「あちゃー、不味いのに見つかりましたね。ここは大人しく退散するとします」ピュー
俺「あらら、不老不死のお姉さん。なんで戻ってきたの?」
紅妹「あんたが何処で死のうが私には関係ないことだけど死ぬ直前に会った人が私で終わるというのも不老不死やってると思うところがあるのさ。だから直接連れて行こうと思ってさ。さぁ、行くぞ」
俺「フフフ、まるで白痴だな」ポカッ「イテッ、何も殴らなくても」
紅妹「つべこべ言わずに行くぞ。後私は不老不死のお姉さんではない。藤原紅妹だ。呼び捨てで構わない。お前は飛べないからロープに括りつけてやる」
俺「もっとこう…手を繋ぐとかおぶってくれるとかロマンチックな方法があるんじゃないですか?」
紅妹「調子に乗るな」ボグッ「よしちゃんと結び終わったぞ。落とされないように注意するんだぞ」
俺「ククク、なるほど。まるで二流…アッーーーーーーーーーーーーーーーー」
その後上白沢亭で手料理とお説教のフルコースが振舞われた
THE END
何か違う気がするが続編ものということで勘弁してくれ