10/06/10 22:47:42 qBHCW7pu0
俺「く…そ、遭難してどれぐらいだ。すでに日付の感覚が分からないんだなぁ、意識が…朦朧としてきたんだなぁ」フラフラ バタッ
紅妹「今日も輝夜と殺試合、明日も輝夜と殺試合、明後日も輝夜と殺試合で生きてる気がしないんだよ~♪
ん?!!タッタッタどうした?大丈夫か?まだ意識はあるか?しっかりしろ」
俺「やっ、やぁ」ニコリ
「実はカクカクシカジカでお願いです何か食べ物を…ウッ」
紅妹「生き倒れか。まだ息はあるな。よし!!そこでじっとしていろ。すぐに何か持ってくる」
俺「…ありが…とう…」
一時間後
紅妹「すまない、少々手間がかかってしまった。ありあわせのもので弁当を作ってきたぞ。
急造だったから出来はあんまりよく無いが何も食べないよりはマシだ。さぁ、食べるんだ」
俺「恩にきる」ニコッ
ポイ グシャ
紅妹「お前!!何やってるんだ」
俺「俺は何があろうとも弁当を捨て続けなければいけないんだ。
まして貴方のような親切で優しい女性の弁当は絶対に食べることはできない」
紅妹「なんだよ、それ?何か呪いでもかけられてるのか?だいたい食べ物をよこせと言ったのはお前だぞ」
俺「呪いなんかではない。明確な俺の意思、言うならば俺の存在価値。
…仮に…この竹林…いや…そんなスケールでなく…
永遠亭、紅魔館・地霊殿…それこそこの幻想郷の全てを支配するような…そんな怪物…支配者が現れたとしても
ねじ曲げられねえんだっ…自分が死ぬことと、俺が弁当を捨てることは!!
ポイグシャだ」
紅妹「…それは違うな。………ちょっと刺激が強いがまぁ、見てくれ。」
ブンッ、ドスッ!!グチャッ…ビト…グチョッ……ボタボタ ガクッ
俺「な、なにをするだーーーーー」
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紅妹「ふぅ、相変わらずこの感覚は慣れないな。復活するといっても痛みは残
る。全くなんでこうなったのか」
俺「!!な…どういうなんだ!!」
紅妹「いろいろあってな。実は私は死ねない身体なんだ。厳密にいうと死んだ後にまた復活するといった方が近いかな。
幻想郷はありとあらゆる常識が通用しないところなんだ。だからあんたも変な意地は捨てて最善を尽くせばいいさ。
考え方によってはあんたが捨てたそれは今はゴミととることもできるんだからな。」
俺「フッ、まさか本当に不老不死の人間がいるとは思わなかったな。しかしそのゴミを食べようにも貴方の血のおかげでとても食べれたものじゃないな」
紅妹「ふん、最初から食べる気なかったくせによく言うよ。
…近くの知り合いにお前のことを伝えておく。運が良ければ助かるだろう。」
俺「貴方が助けてくれないのか?」
紅妹「助けたいのは山々なんだけどあんたがそれを望んでいない。それじゃあ私はもう行くぞ。妖怪には気をつけるんだな。」
俺「………まだだ………(生命活動の)限界までいく」 To Be Continued
>>244 こうですかね?分かりません