10/06/08 14:33:34 4IcKt8jxO
小傘「うらめしや~」
俺「ん?どうした小傘」
小傘「驚いてくれないのね。ひもじいわ~」
俺「そりゃ毎日やられてたらなぁ……流石にもう慣れたよ」
小傘「ガーン!」
俺「なにか他にネタないのか?」
小傘「うーん、考えたことも無かったわ」
俺「そろそろ別のネタ考えた方がいいんじゃないのか?今時そんな古典的な脅かし方じゃ、小学生も引っ掛からないぞ」
小傘「それは困るわ。なんとかしないと」
俺「小傘じゃないが俺もなんだか腹減ってきたな。なんか食べにいこうかな……」
小傘「あ、新しいネタは無いけど私が作ったお弁当ならあるよ!」
俺「え、ホントか?それは驚いた!」
小傘「やった!予期せぬところで目的を達せられたわ。あぁ、私の心に光が満ちる……」
俺「へー、なかなか良いお弁当じゃないか」
小傘「フフフ。どうぞ、うら召し上がれ!」
俺「でも今日は遠慮しとくよ」
ポイッ グシャッ
小傘「!?」
俺「なんか今日はカレーが食べたい気分なんだよね。悪いけど、また今度な!」
小傘「あ、そ、そうだったの、ごめん……。でっ、でも!わざわざ捨てることはないんじゃ」
俺「ふむ、それもそうだな。ハハハ」
小傘「……笑えないよぅ」
俺「そうか?捨てられた傘が作った弁当を捨てるなんて、なかなか滑稽な話じゃないか」
小傘「そ、そんな。ひどい」
俺「え?なんか俺気にさわること言ったか?」
小傘「もう、いいよ……。早くご飯食べにいけば?」
俺「お、そうだった。じゃあ行ってくるわ。じゃな」
小傘「うん……バイバイ」
小傘「うらめしや~……」