10/06/05 01:19:45 EqPcJGNr0
優曇華「こんにちは、俺さん」
俺「何だ、優曇華じゃないか。今日も営業御苦労さまです」
優曇華「もう、その呼び方やめてくださいよ。ちゃんと因幡って呼んでくださいよ」
俺「ん？そうか？俺は優曇華の方が親しみやすくて可愛らしいと思うんだけどな」
優曇華「そ、そうですかぁ。相変わらず俺さんのセンスは分かりません」
俺「簡単に言うと優曇華が可愛いってことなんだなぁ」
優曇華「可愛いなんてそんな///ところで俺さんお昼まだでしたよね」
俺「もうそんな時間か、お前がこのあたりを回ってるときは大抵昼時だな。飯でも食いに行くか？」
優曇華「いえ、今日はお弁当です。張り切りすぎて…えへへ、二人分作ってきたんですよ。出来は良くないですけど。えと…その…俺さんもよかったら食べませんか？」
俺「弁当か。それもいいな。最近まともなもの食べてなかったからな。けど、優曇華の手作りか…う～ん」
優曇華「ちょっと!!そこで悩まないで下さいよ。せっかく頑張って作ってきたのに…」
俺「冗談だよ。ちょっとからかってみた。じゃあお言葉に甘えていただくとします」
優曇華「ありがとうございます。本当は食べてもらえるかどうか不安だったんですけど…嬉しいです…」
俺「弁当一つで大げさだな」
優曇華「（俺さんは手作り弁当の重要性に気付いてないですね。全く相変わらず鈍感です）」
俺「じゃあ頂くとするか」ｶﾊﾟｯ「ウハｗｗｗちょｗｗｗおまｗｗｗこれ弁当ってレベルじゃねーぞ」
優曇華「？何か気に食わない物でもありました？すみません、俺さんの好みまだよく分からなくて…」
俺「弁当にしては豪華すぎる。張り切りすぎだろ」
優曇華「そうですか？えへへ、そこまで言ってもらえるとなんだか恥ずかしいです」
俺「頂きます。ﾓｸﾞﾓｸﾞ………おいしいじゃないか」
ﾎﾟｲ ｸﾞｼｬ
優曇華「!!え…ちょっと…え…何…」
俺「見てみろよ、まさかの弁当ﾎﾟｲｸﾞｼｬで絶望と悲しみ、混乱に陥った糞兎のきたねぇヘドが出る面だ」
優曇華「そんな…俺さん…嘘ですよね？…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
俺「だが、それがいい!!その面がいい!!その面こそ最高の萌えではござらんか!!」
優曇華「うわーーーーん、俺さんの馬鹿!!変な人だとは思ってたけどそんな性癖は理解できません」ｳｯ…ｳｯｸﾞｽﾝ、ﾋｯｸﾋｯｸ
俺「う～ん。本当に泣き顔が栄えるな優曇華は。その顔が何よりの馳走です」
男は少女の顎に手を当てて唇を奪おうとした
優曇華「やめてください!!馬鹿!!変態!!俺さんなんてもう知りません!!」
俺「意地を通すのも不憫なものよのう」
小さくなる影を見つめている男の手の痛みは半日続いた。