10/06/04 15:50:57 p/Y4rCvkO
美鈴「俺さん、お弁当です」
俺「いっ、いただきます……」ブルブル
美鈴「俺さんっ!頑張って!!」
俺「ううっ、ハァッ、ハァッ」
俺「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」ポイグシャ
俺「また駄目だった……ううっ」
美鈴「お、俺さん……」
俺「俺のポイグシャ病は、もう治らないんだ……」
美鈴「そんな事ありません!きっと治りますよ!」
俺「でも……治らない心の病だって、医者も……」
美鈴「お医者さんの言う事が絶対とは限りませんっ!!」
俺「め、美鈴……」
美鈴「俺さん、一緒に頑張りましょう!」ニコッ
・ ・ ・ ・
咲夜「……」
俺「なんだよ、その目は?」
咲夜「私は『美鈴を悲しませないように』とは言ったけど……」
俺「だから病気って事にしたんだよ!普通諦めるだろ?」
俺「ところがアイツ変な意地張りやがって……」
俺「『一緒に頑張りましょう』だぁ?ホント迷惑なんだよなー」
咲夜「それだけ貴方の事を想っているからっ!」
俺「なんだよ……じゃあアイツと付き合えっていうのか?」
咲夜「そっ……そんな事は一言も」
俺「俺に……妖怪の作ったメシ食えってのかよっ!!」
咲夜「……ごめんなさい」
俺「ったく。俺達が付き合ってるって言ったら話は早いのに!」
咲夜「だって……それを言ったら、美鈴が悲しむもの……」
俺「病人のフリすんのも結構めんどくさいんだぜ?」
咲夜「……ごめんなさい」
俺「やれやれ。アイツがさっさと諦めてくれりゃいいんだけどな」
俺「あー腹へった!咲夜、お弁当っ!!」
咲夜「……はい。どうぞ……」サッ
咲夜(美鈴……ごめんなさい……)