10/06/05 02:24:10 3Lt80nJs0
>>192
何が起こっているのか、よくわからなかった。
パスカルが仰向けになった僕に、何を? そもそも何故僕は仰向けになって?
……どうにも脳が上手く働いてくれない。
彼女の臭気―最早僕にはフェロモンだ、と僕のにおいとが入り混じって周囲に充満しているせいだろうか。
痺れるよう感覚に抗えず、僕は快楽に身をゆだねるままになっていた。
「んひひ~。もういっちゃいそうなんだー? じゃあやめちゃおっかな~」
不意に意地悪な笑みを浮かべて、パスカルはバナナを惜しげもなく手放した。
突如としておあずけを喰らい切なくなる僕を見て、ニヤニヤと笑っている。
「な~に。もしかしてまだまだ欲しいのかな-? 物足りないのかな~?」
僕は黙ってうなずくことしかできない。
「……あー。ごめんごめん、ちょっとイジワルすぎたかなぁ?」
不意に、彼女が謝ってきた。僕はそんなに悲しい顔をしていただろうか。
しかしながら、ちょっと困ったような顔も、また可愛い。
僕はそれだけで彼女を許せる気がしていた。
「じゃあ、続きしてあげるね」
パスカルは太陽のような笑顔を僕に向けて、そして再びバナナを
と言う毒電波をノパーソで……うっ。ふぅ