11/08/06 17:45:23.59 TvDYmysF
だから『祭囃し』後の人類の運命については個人的には悲観的な考えを持ってる。悟史も含めて。
「何百年も人のおなかを耕してきてごめんなさいなのです~」などという「謝罪」や「反省」が
そもそも成立するわけがない。「彼ら」は園崎家とは桁違いのオモチャを手に入れた。
今度のオモチャは古くさい田舎ヤクザのお猿どもとは違って、強力な近代科学および
軍事の専門家集団を擁している。何百年も平然と人のはらわたを耕してきた集団が、
この機会を利用しないわけがない。
悟史は色んな組織を採取されて再起不能。思春期にさしかかった沙都子は深刻な鬱に陥り、
梨花ちゃまは「にいにいはあなたのところに帰ってきてる(ただし注射器の中身になって)」と
心の内で囁きつつ献身的に介護するがワインがぶ飲み。羽入はいずこかへと立ち去り、
部活メンバーだけでも救おうとあうあうと奔走。鷹野は査問、尋問、拷問、詐欺的な条件交渉を経て、
研究成果を吸い尽くされ、名誉の自殺の名目で献体を強要され、悟史と同じ最期を迎える。
詩音は悟史と涙の別れ。同時に興宮市の園崎系の勢力が衰退を始める。雛見沢には
都会のいくつかの資本が観光開発のために進出するが、それらの経営手法は、
異系列の資本であるにもかかわらず奇妙に似通っている。いつのまにか園崎家は
興宮と雛見沢の両方で経済的に丸裸にされ、魅音は鬼婆の介護のために本邸を売却、
都会の某資本は「園崎本邸の公開に向けての整備工事において、地下祭具殿については
園崎系企業が作業する」との要請を快諾するも、現実に作業が始まると実力を行使。
莫大な示談金を提示され、介護に専念しなければならない魅音は訴えを取り下げる。
圭一とレナはコースに乗って進学就職しているが、常に監視の目を感じる。
入江との束の間の友好関係によってある程度の事情を知っていた詩音は、
悟史の死をきっかけに疑念をふくらませて独自に調査を進めるが、ある日送りつけられた
怪文書(それっぽい情報を書き連ねた「釣り」であり、症候群発症が目的)をきっかけに、
ついに第二次グギャリオン化、組織によって回収され、悟史と同じ最期を迎える。