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世界最大のスポーツイベント・FIFAワールドカップ。今回はフットボール生誕の地での開催。
大いに盛り上がりを見せたこの大会もファイナルを残すのみである。
この日、KOREA代表チームは、世界一を賭けた大一番に挑む。
対戦相手は奇しくも、五十数年前、南アフリカの地で行われた試合で敗れた相手だ。
前年にUEFAチャンピオンズリーグ、英プレミアシップ、英FAカップ、カーリングカップ、
コミュニティシールド、UEFAスーパーカップ、クラブW杯優勝――
七冠の偉業を果たし、またその原動力となった功績を認められバロンドールを獲得した朴智星が率いた韓国チーム。
しかしファイナルはおろか最高成績である4強にも届かず日程を終えたのだった。
イングランドの優勝で終えた大会から三十余年が経過し、世界は大きく様変わりした。
韓国と朝鮮は統一され、民族は再び互いに手をとり新たな時代を歩み始めた。
インフラ整備には資金と時間を要したが、5年経つ頃には地方財政も安定し、
政治面、経済面、教育面、治安面その他全ての面で統一韓半島は世界で最も住みよい国として
世界中の人々から羨望のまなざしを向けられるようになった。
人口も大幅な伸びで21世紀初頭の課題であった少子高齢化も一気に好転する運びとなった。
そして、統一して十周年の祝いの年、統一韓国は国連常任理事国となる。
また、中国がアメリカに取って代わり経済・軍事・影響力で世界一の大国となったのもこの時期である。