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米大リーグのワールドシリーズ人気低下
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プライムタイムで放送された7試合の平均視聴者数は1620万人と昨年の1430万人を上回り一応の成果を収めた形だ。
しかし、高視聴率は試合(7回戦制)が第7戦までもつれ込んだ結果で、実は第5戦までの試合はいずれも1500万人を下回り、
同ネットワーク通常のプライムタイム視聴者数を下回っていたことが分かった。
米調査会社ニールセンによれば、ワールドシリーズは1978年に記録されたニューヨーク・ヤンキース対ロサンゼルス・ドジャース戦の
平均視聴者数4430万人をピークに、1982年にかけては平均視聴者数3720万人を下ることのない、テレビ局にとって黄金コンテンツだった。
その後も、平均1500~2500万人で推移し、プライムタイム番組の及第点をクリアする人気を保ってきた。
ところが2008年に行われたタンパベイ・レイズ対フィラデルフィア・フィリーズ戦が過去最低の1360万人を記録、
昨年のワールド・シリーズも1430万人と若干盛り返したものの、1500万人には及ばない成績だった。
視聴率の低下傾向は広告主にとっても大いに気になるところだ。なにしろ平均視聴者数4430万人を獲得した
78年のワールドシリーズの30秒CMの単価は85,000㌦だったが、
視聴者数1580万人に留まった06年には同399,025㌦(ニールセン・モニター・プラス)にまで高騰している。
費用対効果を重要視する広告主の中からワールドシリーズのスポンサーを再考する社が出てきてもおかしくない状況だ。