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南米人には(私にも)Fútbolは人生そのものでして、物心つくころからボールを追いかけます。
アルゼンチンでよく言われる言葉に、頭が良ければ弁護士を目標とし。素行悪ければマフィア。
運動神経が良ければサッカー選手目指す。という言葉あり。極端ですが、それだけ、南米の、
男の子達にとり、Fútbolとは自分の人生・家族までも変化可能な、非常に大きな武器の1つで、
職業選択に大きな自由のある日本人とは、こうした所も根本的に違う訳です。強いはずです。
私も若い頃、日本の大学に行くまではセミプロのような事をしておりました。今思い返しても、
あの頃は、本当にFútbolが楽しく、日々の成長を感じたものです。しかし、何事もそうですが、
プロの世界は厳しく、時に残酷でもあります。Topeを維持する事は難しく、下降は非常に早い。
チリの友人には1部で活躍していた選手が、今では漁師です。こちらスペインでも、現在一緒に、
練習している元Español の選手が、家族を養う為、今ではパン屋の配達をしているのです。
これが現実であって、事実です。華やかな世界が忘れられず、麻薬におぼれる事もあります。
Fútbolを心から愛するように、私は日本の若い選手も愛おしくて仕方ありません。以前アルゼンチンに、
若い日本人無名選手が居り(名前を思い出せず・・今どうしているのか・・)常に応援していた事を、
つい先日のように思い返します。日本に居れば何らかの仕事が出来るのに、敢えて外へ出て、
勝負を挑む。Hiroshiの様な若者に、自身を投射しているのかも知れません。Hiroshiの元へは、
恐らく多くの日本人が接触しているので私のこと等念頭にもないでしょうが関係無し、応援続けます。
ここで1つ告白しますと、実は前節第30節までHiroshiへ日本語での応援を行っておらず、第29節の、
酷い試合に吹っ切れました。妻の『誰も解らないのに、恥ずかしがる必要が無い』という言葉にも押され。
そして第30節、声が枯れるまで日本語で応援。周りの訝しい表情にも慣れ、1人きりで怒鳴る日本語の、
その恥ずかしさも消滅でした。さぁ時節第31節。対戦成績は分が悪いが Hiroshi, tu puedes!! Animo!!
そして、あぁ日本、心より Animo!!! 亡くなられた方々・残された人々・子供達を思い今夜も祈ります。