11/01/13 15:18:24 x5SfcuR30
01月12日 【後藤健生コラム】アジアのクラシコ、イラク対イランを堪能
(前半・中盤は省略)
激しい試合だった。だが、同時にフェアな試合でもあった。あちこちで選手がぶつかり合ったが、イルマトフ主審(ウズベキスタン)のすばらしいコントロールもあって、
イエローカードは終盤の83分にイラクのサミル・サイードに出た1枚だけ。ともに相手をリスペクトした好ゲームだった。
前半の30分にはこんな場面もあった。イラクの選手が倒れ、イランがわざとボールをタッチに出して試合再開となった場面だ。
イラクがボールを返えそうとしたのだが、キックミスでボールは深く飛びすぎて、イランのゴールライン近くでのスローインとなった。
イランの選手が怒りながらスローインで再開する。すると、前線に残っていたイラクのユヌスが、味方選手に対してプレッシングには行くなと手で制して、
イランが中盤まで楽にボールを運ばせるようにしたのだ。
イランとイラク。かつてイランのホメイニ革命の後、長い戦争をしたことで荒れる試合を想像する人も多いと思うが、両国は中東の古い文明の発祥の地であり、
歴史的な大国として互いにリスペクトしている。イランはイスラム教シーア派の国として有名だが、イラクもシーア派が多数を占め、シーア派の聖地の多くは
イラク領内にある。そんな歴史が関係しているのかどうかはわからないが、この両国の対戦は、いつも激しく、そしてフェアな戦いになるのだ。
ヨーロッパで言えば「イングランド対ドイツ」に当たるような、「アジアのクラシコ」と呼んでいいだろう。
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戦火を経験してる分、人にやさしく紳士になれるのニカね ξ*`∀´>
ウリナラだと平然とプレッシングしてきそうニダ