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>>35
ケフカに止めを刺すためにティナが魔力を集中させる。
ティナ「これで終わりにしましょう…。」
ケフカ「待て!待ってくれ!ボクチンの負けだ、完全敗北!もはや勝てない、勝者はお前だ…。」
ティナ「!?」
ケフカ「いいか、取り乱して撃つなよ。シャドウなら生き返る。」
ティナ「わたしに話しかけるのは止めて!!ここで全てを終わらせる!!」
ケフカ「お前達が持っているフェニックスの魔石と俺の3闘神の力があれば可能なんだ。」
ティナ「はあはあ、本当にシャドウが生き返るの?」
ケフカ「約束する。」
ティナ「もう悪事は働かない?」
ケフカ「約束する。一生牢に入っていろと言うならそうする。」
ティナ「でも確証がないわ…。だまし打ちしてくるかもしれない。」
ケフカ「頼む、信じてくれ。」
信じたいが信じられないティナが叫ぶ。
ティナ「だったらわたしを信じさせて!!」
ケフカはポツリポツリと語り始める。
ケフカ「ワタシがこうなったのは帝国の魔導実験によるものなんだ。今となっては自分がどんな性格をしていたかは思い出せないが…。しかし本来はセリスが披験体になるはずだったんだ。」
ティナ「!!」
ケフカ「彼女はまだ幼かったから代わりに私が志願したんだ。」
ティナ「そんな…。」
ケフカ「ワタシがしてきた事は到底許される事ではないのは分かってる。しかし因果関係をたどれば全てはガストラが引き起こした事なんだ!」
たしかにティナの母を殺害しティナを誘拐したのも多くの幻獣達の命を魔導実験により奪ったのも戦争を引き起こしたのも魔大陸を浮上させ世界崩壊のきっかけをつくったのもガストラである。
ティナにはケフカも被害者であるように思えてきた。
ティナ「シャドウが生き返る…。」
ケフカ「そうだ、どうするティナ。取り引きの決定権はあくまでも君にある。だが正しい決断をお願いする。」
ティナ「わかったわケフカ、あなたを信じる。」
ケフカ「………。」
ここでティナが何かを取りだしケフカへ放る。
ガチャ
ケフカ「?」
ティナ「これはあやつりの輪。あなたがわたしに着け自我を奪ったもの。自我がなくとも魔法は使える、そういう道具だったわ。」
ケフカ「?」
ティナ「これを着けてケフカ。わたしはあなたの誓いを100%信じる事にしたわ。でもあと1%信じたいの。あなたの誓いの裏のさらなる裏に裏切りとだまし打ちとが潜んでないことを…。それを着けてくれるだけで良いの。それで101%信じられるわ…。」
ケフカ「………。」