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ケフカとの最終決戦、ケフカの熾烈な攻撃により仲間達は次々と戦闘不能になり立っているのはティナとシャドウの2人となってしまう。
そしてシャドウは起死回生の一撃をケフカに叩き込むが強烈な魔法を受け、なんと死亡してしまう。
ケフカ「ハアハア、なかなか頑張りましたが残るはお前一人、お前とその辺に転がってる仲間達を殺して終了だ。」
ティナ「シャドウ!?そんな!!」
ケフカ「この人間世界の現実…新しい時代の幕開けの時には必ず立ち向かわなくてはならない試練がある。試練には必ず戦いがあり流される血がある。試練は強敵であるほどよい…。」
ティナ「ハアーハアー。」
ケフカ「試練は供え物だ、りっぱであるほど良い。ガストラ、レオ、今殺してやったシャドウ、お前達がそれだ。ワタシはこれから全てを破壊する。」
ケフカの言葉を聴きながらティナはシャドウがケフカに挑む直前の言葉を思い出していた。
シャドウ「ティナ…レッスン5だ、そう…確か次はレッスン5だ…オレはこの闘いでいつも最短の近道を試みたが一番の近道は遠回りだった、遠回りこそが俺の最短の道だった。この瓦礫の塔を進んでくる時もそうだった。そして、お前や仲間達がいたからその道を渡ってこれた。」
ティナ(何?こんな時に何を言ってるの?レッスン5?どうして今頃?)
ケフカ「まだ魔力が残っているな。撃たせてやる…。」
ティナ(遠回りが…最短の道…。)
ケフカ「おまえは生け贄だ…ティナ・ブランフォード。流される血で試練は終わる。」
ティナ「ハアァー!!」
ティナの両手に魔力が集まる。敵味方関係無く巻き込む高位の魔法メルトン、その魔力を一ヵ所に集中させ回転させる事で球状のエネルギーを作り出す。
ドオン!
圧縮と回転により破壊力を増したメルトンが撃ち出される。
ケフカ(!?これを食らうのは不味い、絶対駄目だ!!)
ぶおっ
ケフカはとっさに体を捻りかろうじてメルトンをかわす。
ティナ「うう…。」
ペタンと尻餅を着くティナにケフカが近づいていく。
ケフカ「ふー、まさかメルトンにあんな使い方があったなんてねぇ。万策尽きた?尽きた?」
ティナ「ハアハア。」
ティナは尻餅を着いたまま後ずさる。
ケフカ「ダメダメー!逃がさなぁい。てか魔導師相手に距離をとっても無駄だって知ってるでしょ?お馬鹿さぁん。それじゃあボクチンがブッ壊して…。」
ドッグオン!!
ケフカ「ゴバァ!!」
外れたと思っていたメルトンが戻って来てケフカの後ろから直撃したのだ。
ケフカ「ぐ、ゴフッゴフッ、まさか俺を油断させるためにワザと外したのか…。」
ティナ(本当に廻り道だった。本当に本当に。なんて遠い廻り道…。シャドウはこのために…。レッスン5はこのために…。)
ティナ「ありがとうシャドウ。本当に…本当に…。ありがとう…それしか言う言葉がみつからない…。」