11/02/25 11:52:26.37 CwkiGg080
ピサロは一貫した悪である。
自分の思うところを抑えることなく実現に向かい、抵抗する全てを暴力で叩き潰す性情である。
偏狭的な数例を見ただけで全人類に一方的に見切りをつけて世界征服と人間皆殺しを実行に移す。
保護欲の湧いたロザリーを同族から切り離して孤塔に軟禁。
今際の際の懇願にも耳を貸さずに暴走。
直接的には敵対しない勇者たちは死したロザリーを甦らせたからと受け入れるのに
永年部下として貢献し続けてきた古参の臣下は自分に直接背いたからと粛清。
どこまでも自身の欲望にのみ忠実なキャラである。
ロザリーを甦らせたところで魔族の指導者であるからと剣を向けられれば、きっと前半部分をスルーして牙を剥いただろう。
自分に都合の良い存在でなければ、きっとそんなもんだ。
人間による他種族迫害や自然破壊の代理対抗者である、という説があるらしい。
出しゃばるのは当人の自由だが、これは果たして正当なのだろうか。
Aと戦うBが、Cに助けを求める。CがAと戦うのはCの自由であるが、Aとしては道理が通る筈もない。
「なんでお前らが出てくんの? 関係ねーじゃん、引っこんでろよ」と思うところだ。
CはAを悪と断じ、自らを正義とする。Aは自身と後のBとの戦いのために、一先ず正道を押し下げて手段を選ばずCを排除しようとする。
AにとってCは場違いな乱入者に過ぎないからだ。
まあ、アルカーイダを参考にしてみたが…どんなもんだろうか。
Aに正当性が無くば、そも志願して戦争に参入する筈もないよな。
A:人間 B:他種族 C:魔族、と置き換えてみよう。
ピサロ率いる魔族は「横槍」なのだ。
「他種族」に魔族を含むかどうかは(まあ含むんだが^^)この際脇に置いて
「迫害」とか「自然破壊」とか書くと全面的に「悪い」印象を受けるが、そもそもは人間の生存戦争なのだ。
負ければ繁栄できない→生き残れない、のだから。
最早『無理も通せば道理の内』の範疇である。
(勇者を王エスタークに対するテロだとしたいピサロ厨w)