09/12/10 22:26:31 5bQmTaHJ0
「申し訳ございませーん！ せかいじゅのしずくはただいまを持って終了しまーす。
またのご来店お待ちしておりまーす！」
店員の販売終了のかけ声が響き渡った瞬間、アルスの後を並んでいた来客はゾロゾロと外へ出て行った…。
しずまりかえった店内…。残ったのはアルスとガボとマリベルと金髪男だった。
すると、マリベルはソファーから立ち上がり、つかつかとアルスに近づく。
マリベル「ちょっと、アルス！！」
アルス「な、何？」
マリベル「あんなあれくれ男一人くらい、ギャフンと言わせられないの、なっさけないわねー！！」
腰に手を当てて、アルスをにらみつける…。
「あ…？ ん…？ どなた？？」
金髪男はきょとんとした表情でマリベルを見る。
マリベル「あんたもあんたよ！ 気安く他人に近づいてくるんじゃないわよっ！！」
マリベルは鞭を取り出し、構えを取りながら男をにらみつけた。
「ちょ、ちょ、ねーちゃん、おやめなさいよ！」
マリベル「やかましい！ 立ち去らないとこれでぶつからね！！」
マリベルは金髪男目掛けて鞭を振り回した。
「わーっ！ 誰かこの女止めてくれよー！」
しかし、マリベルはすぐに鞭攻撃を止める。
マリベル「ま、今回は許してあげるわ。ありがとう、ボガードさん。」
「のへ？？？」
金髪男ボガードは再びきょとんとした表情になる。
「あ、あたいをしってんの？？？」
マリベル「知ってるわ。世界一蛮勇なケンカ殺法と格闘術の使い…。そして世界じゃ二番目の気功（特技）術使いってね。」
「な、何…？ じゃあ一番は誰だ…？」
マリベルは右親指で自分を指した。
マリベル「このあたし！」
と、そのとき、ボガードは険しい表情を浮かべて、近くにあったソファーを持ち上げ、
アルス立ち目掛けて投げつけた。更にはその近くにあったテーブルを、どこにあったのか岩石岩を次々とアルスたち
に目掛けて投げつける。
「うっおー！ くっあー！ ざけんなーー！！」
少年たちは怯えながらも投げつけてきた物体をかわした。
続く