09/10/21 12:04:26
就職が厳しい。新卒の求人倍率が下がる中、不況に強いといわれる
資格の現場でも影響が出始めている。
水道橋大原簿記学校の校舎に入ると無数の死体が転がっている。
「これ全部、今回の氷河期で凍死した受験生達ですよ」
そう語るのは公認会計士講座を受講しているM君(37)だ。
「去年までは説明会に出席すれば食事に連れて行ってもらえ
おみやげに裏DVDもらえたんですよ。面接だってチラシの裏に名前と好きなアニメの
キャラさえ書けば監査法人から内定もらえたのに。僕は死なずにすみましたが
凍傷でちんこがとれました」と肩を落とす。
指導する側もとまどいを隠せない。
「長年、講師をつとめていますが今年は特に厳しい。私の知っている限り
天保の大飢饉以来ですね」
「監査法人が最も要求することはコミュニケーション能力です
会計士受験生の9割は、受験時代に親に八つ当たりくらいしかコミュニケーションを
とっていない。そんな中でも、普段から積極的に女子小学生に話しかけているような
受講生の多くは内定をもらっているか、逮捕されています」と語る。
一方、採用する側はどうなのであろうか。大手監査法人の採用担当者に話を聞いてみた。
「昨年まで試験さえ合格していればブス以外は採用していましたし、
内部統制で人手が足りなかった頃は賢いイルカを採用した年もありました。
ただし今年は正直、あまりとりたくないというのが本音です。
リーマンショック以来のクライアントや報酬の減少に加え、私個人のうっかりミスで
200億の損失を出してしまい、それが最終的な赤字に繋がったのが痛い」
すでに来年以降の採用増を期待してシベリアにコールドスリープに行った
受験生も少なくないという