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かなり多くの報告にあるように、パワハラは上司の独断や感情的要素が多いが、
その「実行」は単独でなく、社内外に協力者がいることがほとんどだ。
社内の評価や処遇などでいわれのない不利益をかぶせられ困っていると、相談に乗るふりをしたり、
企画書やレジュメを手伝うと見せかけ「廃案」のための情報収集など、上司が「判断」するために下地つくりは
部下複数の仕事である。
中には、それら「工作」に対する対策をとり、情報が漏れていることを前提にした戦術で、ときには逆手を取って
「包囲網」を破壊する猛者もいる。ここまでくると、パワハラ上司一門はお手上げと思いきや、
「プロ」に工作を依頼することもある。
「プロ」は調査会社、探偵などを名乗っているが、多くは汚れ仕事を高い報酬で請け負うアンダーグラウンド、
アウトローの支配下であることが多い。私生活での嫌がらせも増え、エスカレートする。
「うそを重ねる」ために深みにはまると同様、ばれた嫌がらせが今度はほかに漏れて大事になることに神経質になり、
ターゲットへの攻撃目的は追放、排除から「消えてほしい」というところまでくる。
当然、最終、最悪は「死んでも構わない」。
少々大げさに聞こえたかもしれないが、報道されないだけで、今のパワハラは様々な形で会社、社員を脅かしている。