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09年に村山市の無認可保育園(既に閉鎖)で起きた強制わいせつ事件で、被害者とされる当時4歳の
女児(6)が証人として出張尋問を受けることになった。子供の証言能力に詳しい北海道大大学院文学
研究科の仲真紀子教授(発達心理学)は「過去に3歳児や9歳児が証言した例もあるが数例しか
聞いたことがない」としており、幼児の証人採用は全国的にも極めて異例。今後は幼児の証言の
信用性などが争点になる。
強制わいせつ罪に問われた村山市楯岡笛田1、保育士、菊池竜太郎被告(34)の公判が27日、
山形地裁(伊東顕裁判長)であり、検察側が女児の出張尋問を請求し、採用された。3月末までに
期日が決まる見通し。
仲教授は「子供の証言は信用性の確保が難しい。空想が交じったり、内容に食い違いが出れば、
信用性はたちまち揺らぐ」と話した。子供の心理的負担についても触れ「カジュアルな服装や子供と
同じ目線になるように座って話を聞くなど配慮が必要だ。子供を責め立ててはならない。子
供の成長に支障をきたす恐れもある」と指摘した。
山形地検の菅野俊明次席検事は「本来なら避けたかったが、裁判所が自白調書の補強証拠として
要求している以上はやらざるを得ない。女児の母親と相談して決めた」と話した。女児は事件後、
転居しており、出張尋問は県外で行われる予定。
起訴状によると、菊池被告は女児の衣服を脱がせて体を指で触るなどのわいせつな行為を繰り返したと
している。菊池被告は捜査段階から一転し公判では否認している。