10/12/20 18:20:41 5w3Y/Hz7
1・自身の英語力と、教え方の上手さは別問題
2・中学教師なら英検準2級より上、高校教師なら英検準1級より上は不要
3・発音が上手い必要はない
1については言うまでもないでしょう。英語の資格を片っ端から制覇した安○内さんの教え方を見てもわかる通り。
ただ、予備校講師は多くの場合英検1級を持っており、教え方も一般論で「予備校講師>高校教師」だから、「英語力と教え方の上手さ」に必ずしも相関関係が無いとは言えませんが、「英語力=教え方の上手さ」と言い切れるほどではありません。
うがった見方をすれば、「ある程度英語が苦手な先生の方が、英語が不得手な生徒の気持ちがよくわかる(よって生徒の立場に立った指導ができる)」とさえ言えます。
2について。
学校は別に受験のためにあるのではありませんが、多くの生徒が進学を希望する現実から、高校・大学への進学を前提とした授業は仕方ないでしょう。
しかし高校入試において英検準2級を超える難易度、大学入試において英検準1級を超える難易度の大学は存在せず(東大生、東京外語大生、上智大生、慶応生でも英検準1取得は困難)、そのレベルを生徒に教える必要性も機会もないため、教師にもそれだけの英語力は不要。
実際文科相が「英語教師に求める英語力」でもそのようになっています。
また、英検1級はネイティブでも知らない単語ばかり(漢検準1級みたいなものですね)、準1級であっても語彙的には日常でまず使わないであろうことから、英検2級以上準1級未満の英語力で十分かと思われます。
「最低でも英検1級」を主張している人は、おそらく実際の英検1級の試験問題を見たことがないのだと推察されます。
ネイティブでも受かるか微妙の英検1級のための勉強をしている暇があれば、大学受験の研究や教え方の改善をした方がよほど有意義です。
3について。
「どうやって発音すればいいか」の方法論だけ教えれば良く、「実際の上手い発音」は、多くの学校にいるであろうネイティヴ講師に任せればいいでしょう。
また、発音というのは臨界期を過ぎれば習得できないため、現状英語教師である者に対して「発音を上手くしろ」は、理論上不可能なものであり不毛な要求です。