10/09/16 12:34:23
最終的に税金になっても、実はその頃にはもう日本の財政は逼迫してしまって
デフレのスパイラルが深化してもう税収は激減してしまっていて、補填なども
できません。
つまり、外為だけに限らず、デフレ進行と同時に財政破綻は確実ということです。
それまでに何の手も打たなければ、ということ。
外為に介入するにしても日本が円安の素地を作れればいいわけですが、その素地とは
日銀が量的緩和に踏み切って通貨価値を下落させない限りできないんです。さらには
そうして実質金利を下げるようにしなければ、新規国債発行が嵩んですぐに金利上昇
圧力が高まります。そうなると金利の返済分で税収が使われてすぐにアウトになるんですよ。
だから素地を作らないと名言してしまったりしてきた日銀の姿勢が基本的に日本の苦難を
重く重くしてしまったということ。それは反国益行動でしたが、今からでもまだギリギリ
で間に合うちょうど最後のタイミングに来ています。ここで量的緩和をバリバリに増やさない
限り、手遅れになる。それで低金利下での新規国債発行で財源を捻出してそれを給付に回し、
国内景気対策にしないともう持ちません。限界点を越える一歩手前なのです。
給付政策が実現すれば国富の国外流出の割合は一定限度以内に抑えられて、日本復活の目が出ます。
それを選択するのは日本国民の意志決定であり、政権にそれを実現させられるかどうかだけです。
こういうことです。