10/10/14 15:09:28
>>186
実質実効為替レートとは物価を加味したレート
端的に言えば、1ドル100円で5年後レートは変わらずアメリカは10%インフレになったと仮定すると
アメリカはインフレ10%だから110円に値上げできることを為替に加味したのが実質実効為替レートです。
これはレートが1ドル110円になった円安と同義だと解釈してるのです。
ところがアメリカが年率2%のインフレだからといって日本車や家電製品の価格を値上げて販売してるってのは寡聞にして聞いた事がありません。これではまるで実質実効為替レートは絵に描いたモチに等しく意味がないに等しい。
100歩譲って、95年(79円75銭)より今の円高のが楽だよねってのは
単に賃金デフレが進んだから企業には楽かもしれないってことを意味してるだけで
賃金カットされたほうの国民のほうは今のほうがむしろ苦しいってことになる。
かように実質実効為替レートの算定はかなりおかしい。
そして国民の実感からほど遠く、国民を欺くための統計マジックにしか思えない
実質実効為替レートではたいした円高ではないと言う奴は
もっと賃金を安くできると言っていますw