11/09/11 08:25:48.35
井上準之助蔵相によって、金解禁政策・徹底的な緊縮政策・
健全財政主義を展開しようともくろみました。
金解禁政策=金本位制は、デフレ効果をもたらします。
更に緊縮財政ですから、不景気となるのは当然です。ただ、
井上蔵相は第一次大戦後の放漫な保護政策を廃し、財界を整理して
産業合理化をはかり、日本経済の根本的な体質改善・飛躍を狙ったので
すが、世界恐慌の荒波にのまれ、昭和恐慌という悲惨な結果を
招いてしまいました。
高橋是清が蔵相に就任した時、世界恐慌の只中にあり、
満州事変の勃発直後でした。
1.金輸出再禁止・・金本位制を廃止しないと、手持ちの
金資産以上に通貨を増発できません。これで、通貨を増刷できます。
そして、金輸出再禁止によって、円安となりアジア市場で繊維産業の
輸出競争力が高まり、イギリス商品を駆逐しました。不況とは、
需要<供給ですから、輸出で需要量が高まり、不況脱出の
アドバンテージを得たわけです。
2.スペンディングポリシー=積極的な財政支出政策
財政支出の増大→需要量が高まる、ということですね。しかし、
不況では税収が大幅に下がります。どこから財政支出のための財源を
ひねり出すのか。
3.国債発行による財源調達
赤字国債を発行することで、財政支出の財源を捻出しました。高橋は、
国が発行した国債の一部や全部を、市場を経由せずに直接日銀が
買い入れる「公債の日銀引き受け」という方法で行いました。しかし、
赤字国債の大量発行と財政支出の増大は、行き過ぎるとインフレを
招きます。そこで高橋は「公債の日銀引き受け」という試みを
行いました。
補足:現在では財政法第5条により、特別な事由がある場合以外は、
国債の日銀引受が禁止されています。
URLリンク(detail.chiebukuro.yahoo.co.jp)